先日、長女(5歳)をサマースクールに参加させました。
初めてのサマースクール
参加したのは、年長さんばかりのサマースクールでした。
引率の先生(?先生っていうのかな?)も知らない方たち、
参加する年長さんも知らない子たち、という中に、
一人で参加させるのは、少し勇気が必要でした。
親と離れて1泊2日を過ごすのも初めてなのに、
誰も知らない環境に放り込んで大丈夫なのか??
迷ったまま本人に聞いてみると、「行ってみる!」との回答。
本人の行く気があるなら、親が躊躇する問題じゃないよね、と申込みました。
その時の心境なんかは、こちらの記事に書いています。
無事当選はしたものの、近づくに連れて、「やっぱり行きたくない。」
って言い出したら、私の決意も揺らぎそうな心境でした。
一時期、「知らない人とお風呂入るのイヤだな~」とは言ったものの、
当日まで一度も「行きたくない!」という言葉は出てきませんでした。
私自身、子どもの頃に、親と離れてサマースクールに参加していたんですが、
どうにも夜が怖くて怖くて、不安だった気持ちが印象に残っているので、
もし、「行きたくない!」と言われたら、キャンセルしていたかも知れません。
出発日が近づくと、若干「抱っこ~」とくっついてくることが増え、
子供ながらに色々感じているんだろうなということが伝わってきました。
出発の日
長女と私だけで集合場所まで電車で向かいました。
若干緊張しているようで、いつもなら電車で本を読む長女も、
その時は「本はいいや。」と手をつないで、たわいもない話をしていました。
集合場所についたら受付を済まして、ビブスを着けたて、自分の班へ移動。
周りは知らない人ばかりで、親も子供も緊張していましたが、
出発式は早々に終わり、バスへ移動。
重たい荷物を上手く持てなくて、試行錯誤する姿には、
近づいていって助けたあげたい気持ちになりましたが、
ここは手出ししてはいけないなぁと思い、見守りました。
荷物を預けてバスに乗り込むと、バスの周りに集まった親は(私も含め)
今生の別れかって位に手を振りまくるわけです。
私の前にいたお父さんなんて、娘さんへの気持ちが処理しきれなくなったのか、
「かわいいんだよな~!!」と大きな独り言(心の声?)出てましたから。
でも、その気持ちが痛いほど分かるくらい、私も複雑な気持ちになりました。
上手く言い表せないんですが、コレが親の気持ちなんだなぁと、
初めて味わう気持ちに、少し戸惑いました。
たくさんの経験をして、大変なことやつらいことも自分の力で、
乗り切ってきて欲しい、という気持ちと、手元に置いときたい気持ちと、
手助けできないもどかしさと、不安と期待と様々な感情がごちゃ混ぜになって、
胸が一杯になりました。
見送りを終えて、帰りの電車でもまだその複雑な気持ちは続いていました。
きっと子供が旅立つ時は、毎回こういう感情になるんでしょうね。
私は子供達に、「こういう学校に通って欲しいな」と思っている高校があるんですが、
そこは、全寮制なんですよね。
全寮制ってことは、15歳で親元を離れるわけで。
ということは、もしその高校に入れたら、あと10年で長女は、親元を離れることに!
そのことに、帰りの電車で気がついてしまい、衝撃が。。
あと10年しか一緒にいられないかもしれない、って結構凹みますね。
そのときには、今回、初めて味わった気持ちが10倍くらいの大きさで
やってくるんじゃないかなぁ。
まぁ、その高校に本人が行きたいって言うかどうかも不明ですが、
後10年かもしれないと考えると、今一緒に過ごせる時間を大切にしたい
と改めて思いました。
帰宅の日
仕事終わりに一人で迎えに行きました。
活動状況は随時HPにアップされていて、楽しむ長女の姿も見ていたので、
お迎え時には、感傷的な気持ちはなくなっていました。
それでも、バスが到着して、中の長女と手を振り合ったとき、
バスから降りて、重い荷物を持って歩く長女を見たときには、
1日で成長している表情やしぐさに驚きました。
閉会式が終わり、近くに言って「おかえり!」というと、
「楽しかった!!」
の第一声。母さんが一番聞きたかった言葉を、ありがとう!!
帰りの電車ではしゃべりっぱなしの長女。
本当に貴重な体験をしたんだなぁとつくづく感じました。
「来年は小学生のサマースクールに参加する!」と言ってるし、
いい思い出になってくれたようです。
参加させて分かったこと
親が思っている以上に、子供は成長している!!
子供の順応性は、想像以上!!
ということで、「まだ早いかなぁ」と思うことこそ、
どんどんチャレンジさせるべき、と分かりました。
「かわいい子には、旅をさせよ」とは、本当に、核心をついてると思います。


